新型コロナウイルスの感染拡大が続くアメリカ。世界で最も感染者の多い国になってしまった今、大規模なイベントの開催はかなり困難な状態です。
報道によれば、トランプ大統領が国内の主要スポーツのコミッショナーたちとの電話会談を行ったそうです。会議に参加したのは、ビンス・マクマホン(WWE)、ダナ・ホワイト(UFC)、アダム・シルバー(NBA)、ロジャー・グッデル(NFL)、ロブ・マンフレッド(MLB)、ギャリー・ベットマン(NHL)、キャシー・エンゲルベルト(WNBA)、ジェイ・モナハン(PGA)、ジョン・ミドルブルック(NASCAR)、ドン・ガーバー(MLS)。
会議を終えた後、ホワイトハウスは以下の声明を発表しています。
本日ドナルド・トランプ大統領は主要スポーツリーグのコミッショナーたちと電話会談を行い、新型コロナウイルスに対し挙国一致で対処していくことを協議した。大統領は、国内各地で様々なチームや選手たちがコミュニティや雇用者、ファンに向けた素晴らしい活動をしていることを認識していることを表明する一方で、各リーグのコミッショナーはトランプ大統領のリーダーシップとスポーツ産業界へ関心を寄せてくれることに謝意を示した。またトランプ大統領は、今後もスポーツ界に引き続き米国民のサポートを要請した
ESPNによれば、トランプ大統領は8月もしくは9月までにはスタジアムやアリーナに観客を入れての興行を開催できることを期待しているそうです。9月からシーズンが始まるNFLは予定通りに進行するべきだとも述べていたとのこと。
ただし、新型コロナウイルスのパンデミックが8月までに収束するという確証は全くありません。「ワクチンが広く利用できるようになるまでには、1年から1年半ほどの時間がかかる」というのが専門家の共通見解です。医療の専門家がトランプ大統領の意見に賛同するかどうかはわかりません。
8月9月の再開に期待ということは、それまでは無理だという認識があるのでしょう。WWEやAEWなどのプロレス番組の無観客放送は当分続くことになりそうです。
(ESPN, Wrestling Observer, Wrestling Inc)