先週、AEWはジョージア州ノークロスにあるCodyが購入してリーダーシップを取り、QTマーシャルがトレーナーを務めるトレーニング施設”The Nightmare Factory”でDynamiteの番組収録を行いました。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、先週木曜日の収録を最後にAEWは番組収録の無期限の停止に入るようです。撮影量については、Wrestling Incは5月中旬まで十分に持つ分の量だったと報じています。収録テープが底をつくまでの間に次の一手を打つ計画を立てることになりそうです。
AEWは現地時間5月23日にPPV”Double or Nothing”を開催する予定ですが、この状況も不透明になっているとのこと。当サイトでも過去に紹介しましたが、会場として利用される予定のラスベガスにあるMGM Grand Gardenは新型コロナウイルスの感染拡大によって閉鎖されています。
公式サイトのスケジュールには23日の”Double or Nothing”と27日のDynamiteが開催予定のイベントとして掲載されていますが、実際に開催できるかどうかはわかりません。レスラーたちの移動の問題もあります。
パンデミックによってライブツアーの敢行を断念して以降、AEWはオーナーのシャヒド・カーンが建設に深く関わったフロリダ州ジャクソンビルのデイリーズ・プレイスでの収録を続けていました。いわば身内の施設を利用することができていたわけですが、5月以降の会場はそうはならないかもしれません。
このような状況なので、会場を借りるのは大変そうです。フロリダ州での感染拡大が収束し、次の収録までにデイリーズ・プレイスを利用できるようになっているのがベストなのでしょうが……。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)
ちなみに、WWEのデイブ・メルツァーら主要スポーツのコミッショナーと電話会談を行ったドナルド・トランプ大統領は、8月あるいは9月には観客を入れてのスポーツ興行を再開できると期待しているそうです。