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【WWE】アンダーテイカーにAJスタイルズとの試合を勧めたのはあのレジェンド

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現地時間4月4日に放送されたレッスルマニア36の1日目。メインイベントはアンダーテイカーとAJスタイルズによる「ボーンヤードマッチ」でした。




この映像を見るだけでも、いかに特殊な試合形式だったかがわかります。どんな試合だったかというと……

 全世界に配信された画面に異様な光景が映し出された。漆黒の闇に浮かぶ、どこかの地方都市の墓場の門を、霊きゅう車がゆっくりとくぐり抜ける。敷地内に車が止まると後部席が開き、白い棺おけがすべり落ちてきた。棺おけの中から現れたのはAJ。「驚いたか? これはアンダーテイカーへのプレゼントだ」と不敵に笑った。

10秒後、爆音を立ててテイカーが愛車の大型改造バイクに乗って登場。いつものコスチュームではなく素顔にバンダナの「アメリカン・バッドアス」スタイルだ。深い闇を照らすのはバイクの照明のみ。テイカーはAJの元へゆっくりと歩を進める。あまりの妖気と殺気にAJは後ずさりするしかなかった。

怪人は一気に間を詰めると、いきなり右フック連打でグロッギーにさせ、霊きゅう車のドア、フロントに叩きつけ、窓ガラスまで割ってしまう。さらに車の屋根でマウントを奪うや鉄ついの嵐を叩き込み「どうしたアレン?(AJの本名)」とすごみを効かせて地面へ突き落とした。

【レッスルマニア】初日メインでテイカーが無類の存在感 泣き顔のAJを埋葬「R・I・P」 | 東スポWEB
【フロリダ州オーランド4日(日本時間5日)発】世界最大のプロレス団体WWEの祭典「レッスルマニア36」は史上初めて無観客で開催され、メインの“怪人”ジ・アンダーテイカー対AJスタイ...

こんな試合は巨大なフットボールスタジアムでのライブショーでは実現できなかったかもしれません。新型コロナウイルスの感染拡大による会場変更、無観客大会という異例の特徴を活かした試合でした。

ESPNのマーク・ライモンディによれば、アンダーテイカーにAJとの試合を提案したのは、現在バックステージ・プロデューサーとして働いているカート・アングルだったそうです。

カート・アングルから聞いた話。アンダーテイカーはゴールドバーグとの試合に失望していて、名誉挽回したいんだ、とアングルに話したんだそうだ。

アングル「彼に最初に言ったのは、『AJとの試合はどうだ?』だった。ここ数年で最高の試合になるだろう」

2019年のサウジアラビア大会で行われたアンダーテイカー VS ゴールドバーグは、ゴールドバーグが試合前に脳震盪を起こすというトラブルもあってひどい内容になってしまいました。今回のAJとの試合は非常に話題になり、ショーをスティールしたと言えるでしょう。まさに「名誉挽回」の試合になったようです。

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