2020年4月にWWEから解雇されたThe Revival(スコット・ドーソン & ダッシュ・ワイルダー)。インディシーンに戻ることになった2人は、リングネームをダックス・ハーウッドとキャッシュ・ウィーラーに変更した上で、新たなチーム名を”FTR”(あるいは”The Revolt”、”Fear The Revolt”)とし、新グッズの販売などを行ってきました。
しかし、今後、2人は”Fear The Revolt”という名称を使うことができなくなりました。PWInsiderによれば、2人は同名称についての10ページにも及ぶ使用停止命令書を受け取ったそうです。
命令書を送ったのは、ノースカロライナ州を拠点とする2人のインディレスラー(ケイレブ・コンリー & ゼイン・ライリー)です。2人は”The Revolt”(Revolt!)というチーム名で2015年から今日に至るまで活動しており、チーム名に関連したグッズを制作・販売していました。Cagematchにもチームのページが作られています。
4人は知り合いだったそうです。命令書には、こんな辛辣な文章も記述されています。
友人として連絡を取ろうとしたが、断られてしまった。ダックスとウィーラーはヒールとしての立ち振舞を楽しんでいるのかもしれないが、これはリング上の出来事ではない。彼らは結論なしに元友人の私的財産を盗むことはできない。
彼らの行為は違法であるだけに留まらない。ブランドを築き上げるために懸命に働いた人たちの名前を故意に盗むとは、恥知らずだ。
ハーウッド & ウィーラーの弁護士を務めるマイケル・ドッキンズは、彼らのチーム名は今後”FTR”に固定されるだろう、とコメントしています。
我々のクライアントは、自分たちを”Fear The Revolt”と名乗るつもりはなく、一度もそうした意思を持ったことがありませんでした。彼らは常に、そしてあらゆる方法で、チーム名が”FTR”であることを明確にしており、”FTR”は彼らのストーリーラインやクリエイティブによって異なる意味を持つことがあり、またそれを意味することがあるとしています。
彼らは、Dirt Sheetや他人が、彼らが選んだ名前である”FTR”以外の名前を誤って使用したことについての責任を負いませんし、負うこともできません。
海外のDirt Sheetでは、2人のチームを示す名称として”FTR”、”Fear The Revolt”、”The Revolt”の3つが用いられてきました。また、英語版Wikipediaの記述も、2人の動きやDirt Sheetの報道などによって説明が変化していました。
今後は”FTR”に統一されそうです。