新型コロナウイルスのパンデミックに対する各団体の対策は異なっています。
AEWのレスラーたちは血液中の抗体を検出するラピッドテストを受けているそうです。副社長のCodyによれば、ラピッドテストの結果が陽性だった場合、最初の検査が「陽性」もしくは「偽陽性」のどちらなのかを調べるために、綿棒を使った検査を受けることになっているとのこと。
一方、WWEはこのような形式のテストは行っていません。WWEが行っている対策としては、WWEパフォーマンスセンターやフルセイル大学での収録前に、体温チェック・体調不良の確認をする、といったものがあります。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、WWE内部にはコロナウイルスの検査が行われないことにショックを受けている従業員がいるそうです。特に、UFCで体温検査に合格したあとでコロナウイルスの陽性反応が出た選手がいる、というニュースが報じられたことによる動揺が大きかったようです。
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WWEが今後感染検査を行うかどうかは不明です。この件については、「AEWは凄いけどWWEはダメ」といった話ではなく、パンデミックが起きている中でプロレス番組を制作することの大変さ、という話題だろうと個人的には考えています。
(Wrestling Observer, Cultaholic)
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