怪我のリスクの高い技を多用するハイフライヤーは、使用する技について苦悩することを強いられます。
新日本プロレスのウィル・オスプレイは、長年の激闘によって身体にダメージが蓄積していることを公言しています。今後のキャリアについて悲観的な発言をすることもある彼は、現在負傷している肩への負担の大きなフィニッシャー、ストームブレイカーを使うべきなのかどうかを悩んでいます。
最新のインタビューの中で、彼は2018年にAEWのクリス・ジェリコから受けたアドバイスを振り返りました。
2018年のことなんだけど、KUSHIDAとの試合中に頭からリングに落ちた俺にクリス・ジェリコがアドバイスをくれたんだ。「そんなことをしていると、早めに墓穴を掘ることになるぞ」って。確かに、俺はそのアドバイスを受け入れたよ。本当に自分を変えたんだ。
俺は新型コロナウイルスのパンデミック期に最高のパフォーマンスをした。その頃の試合や俺のアビリティを見れば、俺が変わったことがわかるよ。
ただ、あのアドバイスが身に染みる経験もした。大胸筋を断裂してしまったんだ。幸いにも手術が必要な状態ではなかったけど、ビビったね。あんな膝の感覚は経験したことがなかった。俺がCHAOSにいた時にオカダ・カズチカが言ってたんだけど、「ベテランたちは、30歳になったらその感覚を味わうようになるよ、とみんな俺に言ってきた」って。そんなことないだろうと思っていたけど、実際に30歳になった俺はその感覚を味わってしまったわけだ。膝にね。
それで、俺はスタイルを変えることにした。やりたいことができなくなるのは精神的にもしんどいよ。ちょっと前に、昔やっていたリバース450°スプラッシュをやってみようとしたら、できなかったんだ。身体が重たくなりすぎたんだよ。
(Fightful)