レジェンドレスラーのJBLが、ローマン・レインズを「WWE史上最も過大評価されたメインイベンター」とする有名Podcasterのコンラッド・トンプソンの見方に強く反論しました。実績や集客力を根拠に、最後には「君がそんなローマンのアンチだとは知らなかった」とまで語っています。
議論の発端は、トンプソンがエリック・ビショフとのPodcast番組でレインズを「WWE史上最も過大評価されたメインイベンターだ」と評したことでした。ビショフはこれに同意した一方で、同じ質問を受けたジム・ロスは同意していません。
別の番組でJBLと共演したトンプソンは、WWEがレインズをトップに選んだのであって観客が選んだわけではなく、年間6、7試合程度しか出場しない選手にWWEの好調なビジネスの功績の手柄を与えることはできないと主張しました。
ビジネスが悪ければトップの選手が責任を負わされる。ビジネスが良ければ、程度の差はあってもトップの選手にも功績を認めるだろ。
ニック・カーン社長が最高の経営者の一人かって? 世界でも最高の経営者の一人だよ。プロレス業界だけの話じゃない。ニック・カーンは天才だ。
でも、先頭に立っているのはローマンだ。素晴らしい選手たちに囲まれているか? もちろんだよ。ハルク・ホーガンだってそうだった。ブルーノ・サンマルチノだってそうだった。
これに対し、JBLはレッスルマニアでの実績を根拠に反論しました。さらに、観客がレインズへ8分間ブーイングを続けたというトンプソンの指摘も、人気がない証拠ではなく、それだけ強い反応を引き出せる証拠だと捉えています。
彼は史上誰よりも多くレッスルマニアのメインイベントに出ているぞ。そんな男がトップスターじゃないなんて有り得ないだろ?
ブルーノのような支配的な存在はもう見られないと思っていた。ローマン・レインズはそういう存在だよ。それに君は、観客が8分間、一度も途切れずにブーイングしていたと言ったよな。この20年間で、観客が8分間も何かをし続けるような選手が他にいたか?
彼が負けるところを見るために客が来るのか?ベビーフェイスと呼ばれようがヒールと呼ばれようが、そんなの知ったことじゃない。彼は客を呼べるし、プロレス史上最も収益性の高い時代にWWEの顔を務めている。テレビ契約が10億ドル規模になるなんて、俺は夢にも思わなかったよ。
JBLがWWEとメディアの巨額契約を持ち出したことを受け、トンプソンは「レインズ自身がテレビ契約をまとめたわけではない」と反論しました。しかしJBLは、ハルク・ホーガンやスティーブ・オースチンも契約交渉を担当したわけではないとして、レインズだけに異なる基準を適用するのはおかしいと指摘しています。
ポール・ヘイマンの存在だけが成功の理由ではない
トンプソンは、レインズの成功にはポール・ヘイマンの存在が大きかったと指摘。これに対し、JBLは、ブルーノ・サンマルチノにもアーノルド・スコーランドというマネージャーがいたとした上で、Bloodlineの中心が別の選手だったとしても同じ成功を収められたとは考えていません。ヘイマンとレインズが組んだからこそ、Bloodlineは成功したのだと指摘しています。
ローマン・レインズの代わりにサミ・ゼインが同じようにカリスマ性を発揮する、ちょっとコミカルなグループだったとして、同じくらい効果があったと思うか?ないよ。 ローマン・レインズとポール・ヘイマンが中心にいたからこそなんだ。
評価基準がローマン・レインズへの考え方を変える
今回の議論は、レインズが人気選手かどうか以上に、「WWEの成功をどこまでトップスターの手柄とするか」という評価基準の違いが表れています。トンプソンは会社側のプッシュや出場数を重視する一方、JBLは好調な時代の顔であるレインズにも相応の評価を与えるべきだと考えています。
特にJBLが8分間のブーイングを肯定材料にした点は、この考え方を象徴しています。好かれているか嫌われているかではなく、長時間にわたって観客の反応を引き出し、トップ戦線に置かれ続けてきたこと自体を「トップ選手」の条件と見ているのでしょう。
(情報源: Something to Wrestle with Bruce Prichard / WrestlingNews.co)
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