8月8日から新日本プロレスワールドで配信が始まった”NEW JAPAN CUP 2020 USA”。シングルプレイヤーとして大会に出場しているタマ・トンガは、これまでのようなタッグプレイヤーではなく、シングルプレイヤーとしての価値を見せつけることに意気込んでいます。
Sports Illustratedのインタビューに応じた彼は、次のように語っています。
正直言って、2020年に起きたすべてのことや、これまでにタッグレスラーとして成し遂げてきたことを考えると、この大会にシングルプレイヤーとして出場することはいろんなことに思考を巡らせることにつながった。今まではそこまで考えたことはなかったんだけどね。みんなが俺の過去のG1での試合で見てきたように、俺は多くのトーナメントでの活躍を捨ててきた。でも、今年は本当に考え直させられたんだ。
IWGPタッグ王座を6度も獲得した。もう十分だと思うよ。今年は半分以上がオフになったけど、復帰することにワクワクしてる。この大会ではシングルプレイヤーとしての試合を経験した。何か証明するべきことはあるだろうか?多分な。あるかもしれない。これまではタッグチームの1人として自分を証明してきた。今、俺はシングルプレイヤーとしてできることを理解しないといけない。
これまで以上にシングルプレイヤーとしての活躍を意識していることが伝わってきます。しかし、だからといって、この大会に情熱を注ぎ込んでいるというわけではないようです。その理由は、優勝者に与えられる報酬が”IWGP USヘビー級王座への挑戦権”だからなのだそうです。
あんまり熱心ではないね。IWGPヘビー級王者ではないレスラーにとって、USヘビー級は何なんだよ?お前は最後だ。これが俺の考え方。他は全部二番手だ。
こういう物の考え方はキャリアを通して一貫してる。IWGPタッグ王座は、タッグの中ではナンバーワンだ。それ以外は二番手になる。もし俺がシングルプレイヤーとして出場するなら、唯一の目標はIWGPヘビー級王座だ。俺にとって、この大会は新しい試みへの第一歩であって、スキルを磨いてヘビー級王座を目指すためのものだ。俺のゴールはそれだけだよ。
タマちゃんファンの中には、彼のG1での戦い振りを見て「もったいない」と感じてきた方もいるでしょう。こうした意識の変化が今後の彼をどのように導いていくのか、注目です。
(SI)