WWEの若手有望株であり、女子部門の未来を担うソル・ルカは、自身が抱えるADHDから苦難と恩恵の両方を受け取っています。
ステファニー・マクマホンのPodcast番組で、彼女は幼少期からADHDの疑惑があったことを明かしました。しかし、複雑な事情により診察を受けることはなく、大人になってからADHDであるという正式な診断を受けることになったといいます。
診断に至るまではちょっと複雑なプロセスがあったんだ。母親が読字障害だから、私もその評価を受けるために連れて行かれたんだけど、担当者が「彼女にはADHDの兆候が見られますね」って言ったんだよ。
でも母親は「この子にADHDはない」って否定したんだ。当時は、ADHDっていうと壁を跳ね回ったり、やたら声がデカくて人の話を遮ったりするみたいな偏見があったからね。
でも、体操をやっていたり、スポーツをやっていたり、あとは単に女性であるというだけで「そんなことしちゃダメだ」って言われるから、無意識に隠すようになっちゃうんだよ。
だから、大学に入るくらいまで、ほぼずっとそのまま生きてきたんだ。心理学を学び始めた時に、「あれ、私これ持ってるかも」って思ってね。ルームメイトにも「うん、絶対にそうだよーって言われたくらいさ。
それで「よし、じゃあ検査に行ってみようかな」ってなったんだ。検査を受けて非刺激性の薬なんかを処方されたんだけど、結局あまり効果はなかった。
ルカは、ADHDで直面する最大の苦難の一つは、拒絶されることにどれほど深く傷つくかということだと述べています。何らかの拒絶を感じ取ると、彼女は肉体的な痛みを感じ、体が極端に熱くなり、汗をかいて不快な状態に陥るのだとか。また、常に他人を喜ばせようとしてしまうことにも、ADHDが大きく関わっています。
しかし、彼女は「ADHDがあったからこそ、WWEで結果を残せている」とも考えています。
私がドーパミンを得ていたのは、スポーツや競技をすること、うまくやること、上達して新しいスキルを身につけることからだったんだ。それが今の私をここまで押し上げてくれた要因になっていると、確実に思っているよ。
WWEに来た当初は、インポスター症候群(自分を過小評価してしまう心理傾向)みたいなものを感じていたと思う。プロレス界いる多くの人たちは、これが彼らの人生を懸けてやりたかったことだからね。子供の頃から見て育ってきた、みたいなさ。
でも私の場合、やりたいことが山ほどあったんだ。「これが夢の仕事だ」なんて思ったことは一度もなかった。短い期間だけ夢中になることはあってもね。
でも、いろんなことに手を出して、ある程度うまくなって、また次に進んで別のことでうまくなって、さらに違うことに挑戦するっていうのも、なかなかクールなことだと思うんだ。
だから……、うん、ADHDは最悪な部分もあるけど、同時にかなりクールなものでもあるんだよ。
ハンデでもあり、恩恵も与えてくれるADHDと共に、彼女はWWEでトップスターになるための階段を駆け上がっていくでしょう。これからの活躍も楽しみです。
(Fightful)



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