PPV・All OutでAEW世界タッグ王座戦に出場したクリスチャンが肋骨3本を骨折し、肺虚脱の状態で試合を続けていたことが明らかになりました。トニー・カーン社長によれば、本人は医療スタッフに負傷を軽く伝え、試合が終わるまで誰も重傷だと把握できなかったといいます。
現地9月26日開催のAll Outで、クリスチャンは盟友アダム・コープランドと組み、ヤング・バックス、FTRとのAEW世界タッグ王座を懸けた3WAYラダーマッチに出場しました。試合開始から約5分後、ラダーに投げつけられた際に肋骨3本を骨折。そのうち1本は3か所で折れており、肺の虚脱(何らかの原因で胸の中に空気が入り、圧迫されて肺がしぼんだ状態)も起こしていましたが、最後まで試合を続けました。
その後、現地10月14日放送のDynamiteで、コープランドがパートナーの重傷を公表しました。翌15日に行われたWrestleDream開催前の記者会見で、トニー・カーン社長は負傷の深刻さを試合中には把握していなかったと認め、当時を振り返りました。
昨日のアダムの言葉以上に、このことをうまく伝えられる人はいないと思う。観客が息をのむ声も聞こえたはずだ。彼はファンと本当に強い絆で結ばれているし、それはロッカールームの仲間たちとの関係でも同じなんだ。
私たちがどれほど辛い時間を過ごしてきたか、みんなにはわからないだろう。AEWの歴史で最も辛かったと思う24時間があったんだ。その辛さはこれからも長く続くだろうけど、あの24時間には、大切な友人のベンが亡くなったこと、PACが亡くなったことを受け入れなければならなかった。そして、クリスチャンのことも本当に心配していたんだ。
PACの死去とクリスチャンの重傷が重なったAEW
トニーによれば、先日急死したPACと重症が明らかになったクリスチャンはともに現地10月17日開催のWrestleDreamに出場予定で、AEWは大会に向けた計画の変更を余儀なくされました。
クリスチャンは現在も負傷からの回復を目指しています。カーンは会見で、試合中に医療スタッフの介入を振り切ろうとしていたことにも触れました。
クリスチャンが重傷を負いながら最後まで戦い抜いたことは、長年の経験とプロ意識を物語っています。ただし、肺の虚脱を伴う負傷を試合後まで把握できなかった点は、AEWの試合中の安全管理を考えるうえでも見過ごせません。本人が試合続行を希望した場合でも、医療スタッフがどこまで状態を確認し、続行の可否を判断できる体制だったのかどうか…。今後、改善が必要になってくるかもしれません。
クリスチャンの復帰時期は発表されていません。一方、コープランドは2027年を現役最後の年にすると宣言。二人のタッグが今後どうなっていくのかにも注目が集まります。
(情報源: AEW WrestleDream Media Call / WrestleZone / AEW / AEW / PWTorch)







