スワーブ・ストリックランド「WWEとAEWの合同興行は、俺が生きている間には実現しない」

WWEAEWインタビュー

元WWEで、現在はAEWのトップスターの一人として活躍するスワーブ・ストリックランドが、AEWとWWEの合同興行について「自分が生きている間には実現しない」と悲観的な見方を示しました。最大の障害として挙げたのは、両団体が自分たちのトップ選手を強く見せ続ける必要があるという事情です。

Billboardのインタビューに応じたスワーブは、「WWEとAEWが協力して大会を開催する可能性はあるか?」と質問され、自身の見解を語りました。両団体の選手による夢の対決を期待する声もある中で、彼の答えは明確でした。

ないね。少なくとも、俺が生きている間は。

実現を難しくしている理由を尋ねられると、スワーブはWWEのブランド戦略や選手の扱いに言及しました。

主導権の問題だよ。結局はマーケティングの問題なんだ。NFLと同じで、WWEは自分たちのブランドを守らなきゃいけない。AEWのレスラーがWWEの選手よりよく見えたり、実力で上回っているように見えたりすることを、WWEが許すわけがないんだ。
オバ・フェミは、誰が相手でも圧倒できるような選手だ。そういう選手を、WWEは守って、強く見せ続けなきゃいけない。グンターやローマン・レインズもそう。コーディ・ローデスはなおさらだ。AEWにいた選手だからね。そういう事情がいくつもあるんだよ。女子選手になると、もっと難しい。リア・リプリーも、リヴ・モーガンも、チェルシー・グリーンも守らなきゃならない。
セス・ロリンズとウィル・オスプレイの試合を見たいだろう?世代を代表するような対戦だ。でも、どっちを守る?どっちが交渉で優位に立つというんだ?
俺たちロッカールームにいる選手は、ただそういう試合がしたいだけなんだ。俺はカーメロ・ヘイズともジェボン・エバンスともオバ・フェミとも仲がいい。みんな俺の仲間で、大好きな奴らだ。誰が勝つかなんてどうでもいい。両者反則負けでも構わないよ。

WWEとAEWの合同興行をめぐる過去の発言

両団体の協力について、AEWのトニー・カーン社長は過去に前向きな考えを示しています。2024年7月のインタビューでは、「ファンのために実現できれば素晴らしい」としながらも、ビジネス上の問題が多く、開催は非常に難しいと語っていました。また、副社長のヤング・バックスも合同興行の可能性に言及し、ニック・ジャクソンは実現を歓迎する一方、マット・ジャクソンは「実現しないかもしれない」と慎重な見方を示しました。

スワーブ自身は、AEWでの台頭を経て、古巣WWEに対して厳しい発言を繰り返してきました。2024年には「WWEへの復帰に興味がない」と明言したほか、「AEWではWWEが与えてくれなかった機会を得られた」とAEWへの感謝を語っています。とはいえ、「ファンはWWEとAEWのどちらも楽しめる」とし、WWEへの複雑な感情はあくまで個人的なものであり、ファンにはプロレスを楽しんでほしいという思いを明かしました。

スワーブが指摘した選手の勝敗や扱いをめぐる問題は、合同興行の実現を検討する段階で避けられないでしょう。特に、WWEとAEWのトップ選手が直接対決する場合、敗者をどう扱うかは両団体の今後のストーリーにも関わります。そもそも、現在のアメリカのプロレス界において、トップ団体同士が協力すること自体、なかなか考えられないことです。

(情報源: Billboard / Wrestling Observer / Fightful / SEScoops / TJR Wrestling)

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