2020年12月、AEW世界王座を獲得したケニー・オメガがインパクト・レスリングに殴り込みました。2021年1月には、The Good Brothersと久々にタッグを組んでインパクトのPPV「Hard to Kill」に参戦。両団体は提携関係にあり、今後もコラボレーションが期待されていました。
しかし、あるレスラーの行動がきっかけで、不穏な雰囲気が流れているようです。
報道によれば、AEWのサミー・ゲバラは、所属していたユニット「The Inner Circle」から脱退したことをきっかけとし、インパクトのウィークリー番組「Impact!」に出演するという計画があったそうです。このアイデアはクリス・ジェリコが立案したものでした。
しかし、アングル撮影の前日、ゲバラはインパクトに対し「クリエイティブ面の不満」を表明するメッセージを送ったとのこと。この件について、インパクトはAEW社長トニー・カーンとジェリコに連絡を取ったそうです。インパクトはゲバラのブッキングをキャンセル。ジェリコは、撮影会場に向かっていたゲバラに帰宅を命じたというのです。
また、AEWの経営陣は、この出来事をきっかけにインパクトとの関係が悪化することを恐れている、とされています。
PWInsiderは、両団体の関係に問題は起きていないと報じています。しかし、Fightfulによれば、インパクトの最新の収録にはAEWのメンバーが誰も参加しなかったそうです。ケニー・オメガの例と同様に、別の形でアングルが収録され、番組内で放送される可能性はあります。ただ、マット・ハーディやプライベート・パーティといったAEWの選手たちが「Impact!」で活躍する姿を見るまでには時間がかかるかもしれません。
(Cultaholic, PWInsider, Figutful, Wrestling Inc)