WWEにはファンから両極端な感情を向けられる選手が時折現れます。ジョン・シナやローマン・レインズはその筆頭でしょう。ファンもいればアンチもいる。試合中にどちらからも大きなリアクションが……アンチのほうが大きいことのほうが多いかもしれませんが、とにかくなにかと話題な2人です。
新型コロナウイルスのパンデミックが起きた後、WWEのコンテンツからファンの姿が消えました。ThunderDomeによってその姿が戻ってきた後も、生の声やリアクション、生の熱気が復活するまでには長い時間がかかりました。
この時間が、現在のレインズのキャラクター形成に大きなメリットをもたらした……シナはそう考えているそうです。クリス・ヴァン・ブリエットのYoutubeチャンネルに登場した彼は、次のように語りました。
この期間のおかげで、ローマン・レインズのようなパフォーマーは誰からも邪魔されずにキャラクターを作り上げることができたんだ。ツアーで全米各地を回っていたら、ファンは彼が何を言っているかなんて何も気にせずにブーイングや声援を送っていたかもしれない。でも、コロナ禍ではそうしたことがなかったわけだ。レインズには絶対にそうした時期が必要だったんだよ。そのおかげで彼はパーソナリティやキャラクターを発展させることができたんだ。
レインズは「自分が何者なのか」を理解できた。だから、今となっては、彼がファンの目の前に戻ったとしても、ファンはかつてのようには振る舞わない。この15ヶ月という期間を使い、キャラクターを明確にしたんだ。[…]一方で、俺みたいにキャラクターが確立されていたパフォーマーにとっては、ファンがいない時期はとても大変だったと思うよ。
SummerSlamで実現すると噂されいてるレインズ VS シナが楽しみです。