メキシコの歴史あるプロレス団体CMLLがWWEに買収されていたかもしれない、という話。
CMLLは1931年に設立された団体で、現存する世界最古のプロレス団体として知られています。多くのルチャドールたちが活躍した、ルチャ・リブレの中心地です。2009年からは新日本プロレスと提携しています。
レスリング・オブザーバーによれば、数年前、WWEはCMLLの買収に動いていたそうです。WWEはメキシコでの団体運営に興味があり、メキシコ最高峰の人材をアメリカ市場向けに育てたいと考えていたそうです。買収が実現し、トップレベルの人材を確保できれば、CMLLの競合団体AAAは苦しい立場に置かれるようになり、AAAからも甘い汁を吸うことができる、という目論見だったとのこと。
しかし、この話は破談になりました。理由は、CMLL側が「所有するアリーナの売却を契約の一部に入れること」に固執した、というもの。WWEは、最古の団体に興味はあっても、古い会場を大量に保有することには興味がありませんでした。CMLLの本拠地であるアレナ・メヒコも年季が入っていますしね…。
メキシコのアリーナが団体とメキシコ市場の多様性を救った、とも言えますね。最近のWWEではラテン系の選手が苦労する傾向にありますが、もし交渉がうまくいっていたらどうなっていたのでしょう……。
(Wrestling Observer)
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