AEW世界王座のチャンピオンとして活躍中のケニー・オメガ。今後はブライアン・ダニエルソンとの抗争に入るようです。
彼のキャリアにおける重要人物は何人もいますが、最重要人物は飯伏幸太です。2人のライバルストーリーは異なる時代や団体を経て、現在も続いています。ケニーは2020年12月に、飯伏は2021年1月に所属団体の最高峰のベルトを獲得し、Twitterでお互いを挑発し合いました。
Pro Wrestling Illustratedによるインタビューの中で、ケニーは飯伏について次のように語っています。
「禁断の扉」という概念がある。ある団体に所属するなら、他団体と関わることができなくなる……この概念、すなわち境界線は、少しずつ、しかし確実に消えつつある。インパクト・レスリングや新日本プロレスのレスラーがAEWに出場しているのを見ているだろ。AEWのレスラーも他団体に参戦している。未来を予測するのは不可能な状況にあり、これからもスペシャルゲストやサプライズがあるかもしれないんだ。
俺は自分自身のことを「ストーリーテラー」だと思ってる。プロレスが好きというよりも、ストーリーを語ることの方がずっと好きだ。結末のあるストーリー、つまり、始まり・中間・終わりのあるストーリーが大好きなんだよ。俺には、まだ最終章を迎えていないストーリーがたくさんある。飯伏とのストーリーはまだ終わってないよ。身体が言うことを聞いてくれる限り、その本の最終章を書きたいと思ってる。[…]飯伏との本を書き終えて読み返した時に、俺のヘンテコで小さな頭の中で考えていたストーリーにちゃんと始まり・中間・終わりがあることを誇りに思い、幸せな気分で読み終えられるようにしたいんだ。あらゆる面で俺のキャリアに影響を与えた飯伏のような人物とのストーリーが完結しないなんて、あってはならないことだと思う。
最高のエンディングを迎えられることを願っています。
(SESCOOPS)