入場曲はスポーツの華。曲と強い結びつきを持つ選手はたくさんいます。90〜2000年代にかけてMLBサンディエゴ・パドレスでクローザーとして活躍し、殿堂入りも果たしたトレバー・ホフマンの場合は、登板する時はAC/DCの”Hells Bells”が流され、「Hells Bellsが流れる=勝ち確定」とファンが認識するほどにまでなりました。
選手と曲があまりにもマッチしている例として、CMパンクを挙げないわけにはいかないでしょう。Living Colorの”Cult of Personality”という曲は、第32回グラミー賞で最優秀ハードロック・パフォーマンス賞を受賞するなど元々名曲として知られていましたが、パンクが入場曲として使用するようになってからは「CMパンクの曲」として認識されるようになりました。歌詞の内容もぴったりです。
I sell the things you need to be
お前が必要としているものを売る限り
I’m the smiling face on your TV
テレビには俺のニヤけ面が映り続ける
I’m the cult of personality
俺は崇め奉られる存在
I exploit you, still you love me
利用されていても愛さずにはいられない
I told you one and one make three
だから1足す1が3だと言えばお前はそれを信じる
I’m the cult of personality
崇められ、奉られる存在
Like Joseph Stalin and Gandhi
まるでスターリンとガンジーのように
I’m the cult of personality
俺は崇められる
Cult of personality
崇められる
Cult of personality
崇められる引用: old new music
Podcast番組「AEW Unrestricted」にゲスト出演したパンクは、この曲を入場曲に選んだ理由を語っています。
幸運なことに、おれは様々なバンドやミュージシャンと友だちになり、彼らの曲を入場曲に使うことができた。”Cult of Personality”は傑出した名曲だと思うし、使わせてもらえて嬉しいよ。CMパンクというリングネームは、Living Colorというバンドと”Cult of Personality”という曲との間に永遠のつながりを持っているんだ。俺の人生全体に共通するテーマだよね。
ROH時代に使ったのが最初なんだけど、大好きだから使ったんだ。レスラーの入場曲としてだけじゃなくて、キャラクターやその他すべてにおいて合ってると思ってね。
(参考: WrestlingNews.co)