現地9月22日、AEWは世界最大のテニス専用競技場として知られるアーサー・アッシュ・スタジアムからDynamiteニューヨーク大会「Grand Slam」を放送しました。
ケニー・オメガとブライアン・ダニエルソンのドリームマッチやブリット・ベイカーとルビー・ソーホーによるAEW女子世界王座のタイトルマッチなど、盛りだくさんの内容でした。同じ会場で24日放送のGrand Slamの収録も行われ、鈴木みのる & ランス・アーチャー VS ジョン・モクスリー & エディ・キングストンなどが行われました。
ニューヨークのプロレス会場といえばマディソン・スクエア・ガーデン。WWEとの関係が深い会場で、他団体が興行を開催するとなると、それだけで大ニュースになるような会場です。新日本プロレスが2019年にROHとの合同興行「G1 SUPERCARD」を開催した時も大騒ぎでしたね。
先のニューヨーク大会はAEWにとって初めてのニューヨーク大会となりました。そこでマディソン・スクエア・ガーデンではなく、プロレスとは無縁のアーサー・アッシュ・スタジアムを会場に選び、さらにショーを成功させたトニー・カーン社長をクリス・ジェリコが絶賛しています。
信じられないことだ。トニー・カーンには少し天才的なところがあるね。ニューヨークといえばマディソン・スクエア・ガーデン、MSGだと誰もが思うだろ。みんな知らないことだけど、MSGは利用料がかなり高いんだよ。だから、あそこで興行を打っても儲からないんだ。MSGで開催することの意味が大きすぎるからこそ、あそこは人気の会場なんだよ。
(会場入りした時の心境について)あそこに入った瞬間、「ああ、すごいな」と思った。素晴らしい会場だと。MSGよりも良いんじゃないかな。客席が空に向かって真っすぐ伸びるような作りになっているから、すべての音がリングに降り注ぐんだ。観客がリングの真上にいるような感じだね。雰囲気も桁外れにクレイジーだし、本当にクールな会場だと感じたな。俺たちの会場を作った以上、もうMSGでショーをやる必要はないと思う。
アーサー・アッシュ・スタジアム側もAEWに好印象を持っているそうで、早くまた来てほしいと思っているという話です。AEW次第で、MSGに代わる新しいプロレスの聖地が生まれるかもしれませんね。
(SESCOOPS)