プロレス界屈指のスーパースター、ブライアン・ダニエルソン。AEW移籍後、彼は白Tシャツのシンプルな服装で番組に出演し、グッズの販売促進をしていません。
Tシャツ屋とも揶揄されたレスラーたちが副社長を務める団体でそうした態度を取る理由は何なのでしょうか?彼はインタビューで理由を明かしています。
AEWは「The American Dragon Is Back」という素晴らしいTシャツを用意してくれた。WWE時代もそうだったけど、グッズ担当の人たちを困らせてしまうのは、俺がみんなにグッズを売りたいと思ってないことなんだよね。あえてやってるんだよ。何を着てテレビに出ようか…と考える時間がいらないのはシンプルで良いね。白シャツとジョガーだ。悪名高いスティーブ・ジョブズもずっと黒のタートルネックを着てたけど、彼もそういう心配をする必要がなかった。何を着るかで悩んで時間を無駄にしたくない。
そういう考えもあるけど、「地球のためになることは何か」も考えるよ。「俺がみんなに物を売る時、実際に今日の世界が直面している問題、特に気候や環境の問題に対して良いことなのか」って。難しいよ。物資を必要としている場所もあるわけだから、単純に消費を減らせばいいってことじゃない。森林国で暮らす人たちはどうするんだ?という話になるよね。恵まれない10億人の人々をどうする?彼らに消費を減らせとは言わないけど、増やせとも言えない。だから、買うことによる害が良いことよりも多いなら、「ヘイ、俺のシャツを買ってくれ!」とは言いたくないんだよ。
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