世界中のプロレスファンに衝撃を与えたAEWの旗揚げ興行”Double or Nothing”。試合内容よし、サプライズありと文句なしの内容でした。また、Cody VS ダスティン・ローデス戦において、Codyが入場時にHHHを連想させるモチーフを破壊したことにより、AEWがWWEに挑戦状を叩きつける格好になったことも注目に値します。
レジェンドレスラーのテリー・ファンクが、WWEとAEWのライバル関係について語りました。百戦錬磨のレジェンドは、両団体についてどう思っているのでしょうか。
AEWに流れる”Royal Family”の血
50年にも及ぶキャリアの中で、テリーは様々な団体の栄枯盛衰を目撃してきました。しかし、AEWはこれまでの団体とは異なる部分があると信じているようです。彼に「AEWは違う」と思わせたのには、ある男の「血統」が大きな要因になっている!
ダスティ(・ローデス)がこれを見たら夢中になっていただろうね。ダスティがビジネスに入り込むことは容易なことではなかった。でも、彼はいつもチャレンジしていたんだ。彼の息子たちも同じだよね。ダスティはビンス・マクマホンを決して恐れなかった。頭が切れる男だったからだ。彼は自分の専門を知っていた。息子たちがやっていることのすべてを気に入っただろうな。息子たちにはダスティが必要だった。これは本心だが、息子たちはダスティの存在なしに今やっていることをなし得ることはできなかっただろう。父の遺伝子がなければ、それほど特別なことができたはずがない。
AEW発足以降、4人のAEW副社長陣(Cody、ヤング・バックス、ケニー・オメガ)の中で最も強い存在感を示しているのはCodyです。父から受け継いだスマートさで団体を引っ張っています。テリーは、この血統に大きな価値を見出しているようです。
WWEには「フレッシュなアイデアがない」
一方、最近のWWEは莫大な利益を生み出すことには成功している一方で、視聴率と観客数は減少しています。テリーは、その理由について”Fresh”というキーワードを用いて次のように語っています。
WWEとビンス・マクマホンにはフレッシュさがない。確かに、ビンスはビッグビジネスに取り組んでいる。世界一のレスラーを抱えているよ。しかし、WWEにはフレッシュなアイデアがないんだ。
がんばれHHH。
(参考: Fightful)