最もホットなフリージェントが決断を下したようです。
PWInsiderによれば、2022年2月にAEWを退団したCodyがWWEとの契約にサインしていたことがわかったそうです。契約は10〜14日前に成立しており、レッスルマニア・ウィークエンドにデビューする計画になっているとか。また、彼はRAWの一員になるのではないかと考えられているとのこと。AEW Rampageと同じ曜日に放送されるSmackDownではないんですね。
以前から、レッスルマニア38でCodyとセス・ロリンズの試合が行われるという噂が流れていました。
偉大なレジェンドレスラー、ダスティ・ローデスの息子であるCodyは2006年にWWEと契約。クリエイティブへの不満から2016年に退団すると、ROHと新日本プロレスでBullet Clubの一員としての活動をスタートさせました。
それから2018年までの間に起きたこと……ヤング・バックスのYoutubeチャンネル「Being The Elite」が人気コンテンツになったこと、ケニー・オメガが世界トップクラスのレスラーだと認められるようになったこと、新日本プロレスで行われたケニーとクリス・ジェリコのドリームマッチが大成功したこと、ヤング・バックスとCodyによる自主興行「All In」が大反響を呼んだことなどにより、彼らを軸にした新団体設立の計画が立ち上がり、2019年にAEWが誕生したのでした。
Codyは切れ者の副社長として活動していましたが、同じく副社長に就任したヤング・バックスやケニーらとの不仲が噂されたり、トニー・カーン社長にクリエイティブが一任されたことによりブッカーとしての道が絶たれたり、いろんな理由でファンからブーイングされるようになったりと、彼のAEWでのキャリアは彼が想像していた通りにはなりませんでした。
2021年末に団体との契約を満了した後、彼はフリーエージェントとしてAEWに参戦していましたが、2月に退団を発表。その後、Sports Illstratedは彼のWWE復帰を報じましたが、実際には交渉が停滞し、WWE内部でも彼の獲得を確信できない状態が続いている、とされていました。
しかし、こうして契約へのサインが報じられた今、注目すべきはどのような形でレッスルマニア38へ参加することになるのか、マニア後に彼がどのようなプッシュを受けるのか、ということです。WWEとAEWの関係にさらなる刺激を与える存在になるのは間違いないでしょう。