ベビーフェイスとして活躍していたサミー・ゲバラとタイ・コンティ。ファンから愛される存在だった2人は、交際を表明して共に活動するようになると、一転してファンからブーイングされるようになりました。
2021年8月、ゲバラはDynamiteの放送中に8年間交際していたパムという女性へ公開プロポーズしました。これはファンからも祝福されたのですが、同年12月に2人は破局を発表。それとほぼ同時期にコンティも離婚を発表したのです。
ゲバラのYoutubeチャンネルでは、彼とコンティが仲良くしている様子が公開されていたため、ゲバラとパムが破局したのはゲバラがコンティと懇意になったからだ、と考えた一部のファンがSNS上でコンティを激しく批判し、彼女がTwitterのアカウントを削除するという事態に発展します。
ここまでは気の毒な話でしたが、その後2人はこの事件を逆手に取り、交際を公表して共に活動するようになりました。これをきっかけに、ファンから愛されるベビーフェイスはファンから嫌われる存在となり、2人が登場すると会場からブーイングが飛ぶようになったのです。
AEWのトニー・カーン社長は、2人がブーイングを受けていることについて言及しました。愛されていた2人が一緒になることで嫌われた、という事実を面白がっているようです。
サミー・ゲバラとタイ・コンティはとても偏ったリアクションを引き出していると思う。2人ともベビーフェイスとしてアツい存在だったよね。
サミーは非常に優れた若いベビーフェイスで、いくつか非常に大きな勝ち星をあげている。彼はTNT王座のチャンピオンとして素晴らしい働きを見せていたよ。タイ・コンティは目覚ましい成長を遂げたレスラーで、レスリング・オブザーバーの「最も成長したレスラー賞」を受賞したほどだ。ファンが彼女を選んだんだよ。PPVでブリット・ベイカーの持つAEW女子王座に手が届きそうな試合をみせてくれたし、ジェイド・カーギルとも素晴らしい試合をした。アンナ・ジェイ、ペネロペ・フォード、ザ・バニーとの非常にエモーショナルなストリート・ファイトもあったよね。
このように、2人は個人として素晴らしい結果を残している。でも、一緒になることで、2人は賛否両論を巻き起こすようになってしまった。一緒にいるとファンから嫌がられるって、今までに見たことがないよ。面白いことだと思うね。
新日本プロレスワールドのAEW配信でも2人がブーイングされる様子を見ることができます。かつてコーディ・ローデスが受けていたブーイングを引き継いでいるような感じがしますね。