WWEには多くのライターやプロデューサーが所属しており、ビンス・マクマホンやブルース・プリチャード(RAW&SmackDownのエグゼクティブ・ディレクター)のもとで試合やセグメントを考案しています。トップダウンの計画変更指示があることもしばしばで、彼らの仕事はかなり大変です。
WWEスーパースターたちも計画変更の影響をモロに受けます。こうするつもり、こうなる予定で準備していたのに、直前で計画が変わってしまう、ストーリーに変化が起きる。こうした状況に対応するのは大変です。
人気スーパースターのサミ・ゼインは、たびたび起こる「計画変更」の大変さと、そこに順応する現場の能力の高さについて、Podcast番組「After The Bell」で次のように語りました。
WWEで働くということは、計画の変更に対応する、ということだ。基本的にはよく出来たショーなんだよ。まあ、時々カオスな状況にもなるんだけどね。いろんな人が決定権を持っていて、多すぎると思うこともしばしばだ。
フラストレーションが溜まることもある。物事がうまく行かずにイライラして、「こんなことするべきじゃない」と思いながら出ていったりね。そういう状況にならないようにするために、今週はすべてが爆発する週にならなきゃいけないのに、それが結局起きないままになったりさ。でも、結局、俺たちはいつもうまくやり通す。みんながいかに才能に恵まれているか、ってことだよね。クレイジーだよ。うまくいくはずがないと思っていることでも、結局うまくいく。
一度でいいから、うまくいかずに終わり、「なあ、こんなやり方続けられないよ、事前に物事を決めておかないと。直前すぎるのは困るよ」って言ってみたいね。まあ、いつも成功するんだけどさ。だからいつまで経っても改善しないんだよ。
上司がどんな無茶を言い出しても、能力の高すぎる部下がなんとかする。あるあるですね。