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【AEW】アテナ(エンバー・ムーン)がWWE時代の苦悩を語る。「情熱より、いい仕事をしたいという気持ちが強かった」

インタビュー

WWE・NXTで活躍したのちメインロースターに昇格したものの、なかなかうまく行かなかったエンバー・ムーン。再びNXTに戻り、ショッツィとのタッグを結成してからは輝きを取り戻していましたが、ショッツィがメインロースターに昇格したことでタッグとして活躍する機会を失い、それが要因の1つとなって2021年11月に解雇されてしまいました。

WWEスーパースターとして活躍していくのは大変なことです。世界中のレスラーが「WWEで活躍し、スターになりたい」というモチベーションを持って活動していますが、いざWWEへ入団すると、理想と現実のギャップに苦しむこともしばしば。次第にモチベーションが変わっていくこともあり、そうなるとWWEでの活動が苦しいものになってしまうこともあります。ムーンはまさにそのパターンでした。HHH時代のNXTが終わり、NXT2.0へ移行すると、彼女はそれまでと異なる形でのプレゼンを計画されるようになり、それも不満だったようです。

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退団後、リングネームを「アテナ」に変更した彼女は2022年5月にAEWへ移籍し、今後はジェイド・カーギルの持つTBS王座に絡んだ活躍が期待されています。NBCのインタビューによるインタビューの中で、彼女はWWE時代の苦悩について語りました。

私は……そうだね、仕事をするようになったんだ。この世界では、まったく同じ一日を過ごすことはあり得ない。そんな世界で、私たちが一番クレイジーでカッコいいことをしているんだって、沢山の人たちが理解してくれたらいいなって思ってたんだ。常に変化するカオスな場所なんだってところに惹かれた部分もあってさ。

でも、6〜7年もWWEでやってると、プロレスが仕事になってしまって、何をすればいいのかがわからなくなっちゃった。情熱を持って打ち込むというよりは、いい仕事をしたいと思うようになったんだよね。だから、退団前の3ヶ月間は、家で「私は何をしたんだろう」って考えるようになった。またプロレスをやりたいとは思わなかったな。なんというか、怖くてさ。プロレスを仕事だと感じてしまうことが。まあいいか、って。情熱が吸い取られてしまったような気分だったよ。

AEW女子世界王座戦線で活躍するトニー・ストームもアテナと同じような道を歩んでいます。WWEでプロレスに対する情熱を失い、一時は「プロレスを辞めたい」と思いながらも、AEWで活動していくことを決断した。そんな2人が、2人ともタイトル戦線にいるのが面白いですね。AEWで吹っ切れた彼女がどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみです。

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