現在のAEWは、団体の歴史上最も怪我人を抱えている状態です。
トップレスラーでは、ケニー・オメガ、CMパンク、ブライアン・ダニエルソンが負傷欠場中。女性レスラーではザ・バニーやレッド・ベルベットらが欠場に追い込まれており、トニー・カーン社長はストーリーの構築に四苦八苦しています。
ここ最近のAEWの大きな話題と言えば、AEW入団後ずっとジュラシック・エクスプレスとともに行動してきたクリスチャンがヒールターンしたことですね。Dynamiteの最新回では、ジャングル・ボーイやルチャザウルスの良きメンターだった彼が、2019年に亡くなったジャングル・ボーイの父ルーク・ペリー（俳優。『ビバリーヒルズ青春白書』のディラン・マッケイ役が有名）を引き合いに出し、「お前の親父は死んだ。良いことなんじゃないか？ジャングル・ボーイよ。今のお前の姿を親父が見たら、恥ずかしくてたまらなかっただろうよ」と言い放つ…という衝撃的なシーンがありました。今後、彼らは抗争に入ることになります。
……しかし！しかしです！レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、ジャングル・ボーイは負傷してしまったとのこと。その詳細は不明で、欠場しなければならないのか、欠場するとしてどの程度戦列から離れるのかはわかりません。しかし、もし長期欠場することになれば、彼らの抗争は宙に浮いてしまいます。
クリスチャンのAEW入団以降、大切に育んできた抗争の種。将来的に団体の顔へ成長していくことが期待されているジャングル・ボーイがさらに飛躍するために欠かせない、メンターとの争い。今実現せずにどうするというのか！夏のPPV「ALL OUT」で2人が戦うのは必然のはずです。怪我が軽度であることを願うばかりです…。
(Wrestling Observer, SESCOOPWS)
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