2022年のRoyal Rumbleで男子ロイヤル・ランブル・マッチをプロデュースした後、父ビンスと決裂してWWEを去ったシェイン・マクマホン。
この試合はファンからの評判も悪ければバックステージでのリアクションも最悪で、いいところなしでした。シェインによるプロデュースの方向性が自己中心的だったこと、試合の計画を何度も何度も変更したことで選手たちの不満が爆発し、試合に勝利したブロック・レスナーさえ横暴なシェインの振る舞いに腹を立てていたといいます。
ある関係者によれば、「ビンスがWWEにいる限り、シェインはこの団体でチャンスを与えられることはないだろう」という状況にまでなっていたそうです。しかし、父ビンスは性的非行 & 不倫隠蔽スキャンダルをスクープされたこともあって引退を宣言し、団体から去りました。
Fightfulによれば、ビンスが引退したことでシェインがWWEに復帰する可能性はゼロではないものの、その可能性は低いそうです。ビンスだけではなく、バックステージ全体を怒らせてしまったことがいつまでも尾を引くのかもしれません。
また、シェインは自身の実業家としての活動に力を入れており、2021年8月に電気自動車の開発会社でエグゼクティブ・チェアマンに就任しました。こちらの仕事が忙しいと、なかなかWWEに戻るという決断はできないでしょう。
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(Fightful, Wrestling Inc)
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