15日の深夜、世界中のプロレスファンは騒然となりました。週刊ファイトが「Dominionは外道がブッカーを降りてから最初の興行だった」と報じ、それをカクトウログが拡散したのです。
噂はTwitterとRedditを通じて世界中に拡散されました。海外ではカクトウログのスクープということになっていて、かなり情報が錯綜してしまったようです。それだけインパクトのある話だったということでしょう。
しかし、レスリング・オブザーバーとフミ斉藤氏が噂を否定しました。そりゃそうだよ。
オブザーバーに「外道ブッカー降りた噂」の件についての情報が出ました。「どこから湧いてきた話なのかわからないが、新日本は否定した。外道も友人にどうしてこういう噂が流れたのかわからないと語った」 #njpw https://t.co/TiUsvu7SHF
— Wrestling-NOW.net | プロレスニュースサイト (@WrestlingNow1) June 15, 2019
The crazy rumor was not true. I didn't think so. Replacing the booker is a big deal in wrestling. If something like that was to take place, we would have heard about it weeks in advance. https://t.co/MGrnqVPNyR
— 斎藤文彦 (@Fumihikodayo) June 14, 2019
狂った噂は嘘。外道がブッカーを辞めたとは思えない。ブッカーの変更はプロレス団体にとって大きな動きだ。もしそのようなことがあれば、もっと早く情報が漏れ伝わってきただろう。
週刊ファイトは1967年創刊のタブロイド紙で、2006年に休刊。2015年に電子雑誌として復活しています。若いファンの方でもAmazonプライム・ビデオの「有田と週刊プロレスと」を見ている方なら名前を聞いたことがあると思います。橋本真也VS小川直也の謎を取り上げた回で、有田哲平氏が「小川は興奮剤を飲んでぶっ飛んでいた」と報じたメディアがあったと紹介していました。それが週刊ファイトです。実際には小川は興奮剤を飲んでいないとされています。もともと、それほど信憑性の高いメディアではありませんでした。
Dominionのエンディングが最近の新日本らしくなかったことが、ブッカーの変更を疑ってしまうほどのインパクトだったということなのでしょうね。噂が流れてファンが騒然としている間もレスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーが噂を無視してファンとAEWの議論を続けていた理由がはっきりしました。そんな訳ねえだろってことですね。