2022年7月にWWEからの引退を宣言したビンス・マクマホン。
今後は大株主として団体と関わっていくことになりますが、団体内部の人間ではなくなりました。クリエイティブはHHHが引き継ぎ、これまでとは異なる「HHH色」を少しずつ打ち出しています。
先日、WWEは米国証券取引委員会に財務関係の書類を提出しました。その中には、WWEが考える「ビンス・マクマホン引退の影響」が記されていたようです。
ミスター・マクマホンの退任に伴い、当社のタレント・リレーション部門およびクリエイティブ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであり、ステファニー・マクマホンの夫で、WWEで数十年の経験を持ち、テレビやライブイベント、選手たちの監督など、あらゆる側面で重要な役割を果たしているポール・レベスク氏(HHH)が団体のクリエイティブを主導することになります。
レベスク氏は当社の多くの収入源について幅広い実務経験を持ち、ミス・マクマホンと共に過去数年間の当社の事業改革と継続的なブランド開発に深く関与してきました。しかし、当社の組織のトップにおける集団経営の変化は広範囲かつごく最近起きたことであるため、ミスター・マクマホンによる貢献が喪失したことで、人気キャラクターや創造的なストーリーラインを生み出す当社の能力に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社の事業や財務実績への悪影響も懸念されます。
賛否両論ありましたが、ビンスは数多くのスターを排出し、WWEを世界規模の団体に成長させた張本人です。彼がいなくなることによる影響は決して少なくありません。
HHHはファンから信頼されている人物なので最初のうちは期待優先で不満も出ないでしょうが、そのうち歪みも生じるでしょう。ビンスという偉大すぎるカリスマがいなくなったWWEは今後どうなっていくのでしょうか?