ROHのPPV「Final Battle」でROH世界王座の防衛に失敗したクリス・ジェリコ。
タイトルは元王者のクラウディオ・カスタニョーリのもとに戻り、ジェリコはPPV明けのDynamiteで行われた無名の若手アクション・アンドレッティとのシングルマッチにも敗れました。この試合はジェリコが「アンドレッティをスターにしたい」と考えたことで実現したものでしたが、ROH世界王座をどのような形で失うか、という点については、団体の内外で意見の相違があったようです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、トニー・カーン社長は「Final Battleでタイトル陥落」という計画をずっと考えていたそうです。しかし、Dynamiteを放送するテレビ局TBSのシニア・バイス・プレジデントであるサム・リンスキーは、ジェリコがROHのPPVに出場すること自体に反対だったのだとか。
一時は11月のPPV「Full Gear」でジェリコがタイトルを失うという計画が議論されたこともありましたが、最終的にはFinal Battleでのチャンピオン交代劇に決定したそうです。
AEWにとって、テレビ局やその親会社であるワーナー・ブラザース・ディスカバリーとの良好な関係を保つことは非常に重要です。時には彼らの意見を尊重しなければならない時もあるでしょうが、今回は予定通りに計画を実行することができたようですね。
(Wrestling Observer, WhatCulture)
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