WWEの歴史において、ベイリーとアスカは欠かせない存在です。
2人ともNXTで大活躍した後メインロースターへ昇格し、グランドスラムを獲得するなどめざましい活躍を見せ続けています。
2人をよく知るNXTのダックス・ハーウッド(スコット・ドーソン)は、自身のPodcast番組の中で2016年のNXT TakeOver: Brooklyn IIを振り返り、アスカぎベイリーを破ってNXT女子王座を防衛したことについて語りながら2人を絶賛しています。
(ベイリーについて)彼女とメルセデス・モネ(サーシャ・バンクス)はNXTの認識を変えたんだ。女子だけではなく、全体の認識をね。ブルックリンであの試合(アスカVSベイリー)が行われ、それを見たみんなが「我々はこういう試合が見たいんだ」と思うようになった。あのドラマ、あのエモーション、あのアスレチシズムを見たい、と。NXTがどうあるべきか、どのようなブランドでいられるのかを決めた試合だよね。
試合を見直したばかりなんだけど、やっぱり良かったよ。ベイリーの素晴らしさが正しく評価されることはないんだろうな、とも思った。彼女が女子プロレスにとってどれほど重要な存在かって話でさ、対戦相手を輝かせ、評価を得られるようにできるレスラーなんだよ、彼女は。
選手はストーリーよりも技を優先することがある。試合を見返して、ベイリーは何よりもストーリーとサイコロジーを大事にするんだってことを思い出した。素晴らしいペースの試合だよね。ちょっと不安定な展開になっても、彼女は元に戻すことができる。我々にとって、母語が英語ではないレスラーと働くのは大変なことだ。でも、彼女はうまくやれる。素晴らしいキャプテンだよ。
(アスカについて)間違っているかもしれないけど、グレート・ムタよりも後に彼女ほどのインパクトを残したアメリカ国外から来たレスラー、日本人スターはいなかったんじゃないかな。日本でもそうだったけど、彼女はアメリカのファンとの間にも繋がりを持てている。中邑真輔にもできるけど、アスカはすごい。唯一無二の存在だよ。
(Fightful)