2022年7月にビンス・マクマホンが引退し、HHHやステファニー・マクマホンが彼の役割を引き継いだ後、バックステージの士気は大幅に向上しました。
ビンス体制のクリエイティブは不安定で、ショーの直前に台本が書き直されたり、何度もアイデアが変更されるのは日常茶飯事でした。選手たちは、いつ自分の契約が一方的に解除されるかわからず、精神的にもキツい職場だったのです。
ビンスが去った後はクリエイティブの不安定さが払拭され、バックステージにはポジティブな雰囲気が漂うようになりました。NXT時代からリーダーシップを高く評価されていたHHH、そしてみんなから尊敬される経営者ステファニーの2人がWWEにもたらしたポジティブな影響は大きかったのです。
しかし、ビンスが団体売却を目指して復帰したことで、バックステージに再び変化が現れたようです。PWInsiderによれば、「団体売却が何を意味するのかわからない」といった理由で、バックステージの士気が下がっているとのこと。HHHやステファニーがもたらしたポジティブなエネルギーが消え始めているのだそうです。
団体売却への不安は、選手たちよりも彼らを支えるスタッフたちの間で広まっているのだとか。オーナーが変われば、団体には必ず何らかの変化が生じます。変化を恐れるのは、生き物として仕方のない反応です。
ステファニーはビンス復帰に伴ってWWEから去りました。HHHはクルーをどのように導いていくのでしょうか?
(PWInsider, WrestlingNews)
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