2022年12月、AAAに参戦していたドラゴン・リーは、ドラリスティコとのタッグでFTRの保持するAAAタッグ王座に挑み、見事勝利しました。
しかし、試合後、タイトルを手にしたばかりのリーがWWEへの入団を宣言し、タイトルを返上したのです。FTRの負けがストーリーの展開に繋がらなかったことで、両団体の関係が悪化した…と噂されるようになりました。
先日、AEWトニー・カーン社長は、AAAの若き天才ルチャドール、エル・イホ・デル・ビキンゴがDynamiteに参戦し、ケニー・オメガとの「ドリームマッチ」に挑むことを発表しました。また、AAAが開催するルチャ・リブレ・ワールドカップには、AEWからクリストファー・ダニエルズが参戦します。
こうした交流の背景には、両団体の間で関係修復に向けた努力があったそうです。タレント・リレーション部門の責任者でもあるダニエルズは、Wrestling Incによる取材に対し、AEWトニー・カーン社長とAAAコナンがミーティングを行い、お互いに歩み寄る姿勢を見せたことを明かしました。ダニエルズによれば、このミーティングが功を奏して両団体の関係が「良い状態」になったそうです。噂は過去のものとなり、今後も交流は続きます。
AEWは団体設立当初からAAAと良好な関係を築いており、FTR以外にもThe Eliteを筆頭に多くのレスラーがAAAへ遠征してきました。ビキンゴのAEW参戦が続けば、両団体の合同興行の開催にも近づいていくかもしれません。
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