プロレス団体のブッカーは、経験豊富なベテランや業界人が担当することの多い仕事です。
プロレスへの深い造形が求められる仕事なので、どうしても経験が必要になってきてしまいます。しかし、AEWのトニー・カーン社長のように、プヲタとしての知識とビジネスマンの才覚で団体を軌道に乗せている優秀な人物もいます。
90年代にWCWで活躍したレイヴェンは、「ブッカーは若手がやるべきだ」と考えています。出演したPodcast番組の中で、彼はその根拠を語りました。
常に新しいものへのアンテナを張れないとダメだ。プロレスというビジネスの問題点は、ブッカーが最新の物事を知らないことだよ。若さがない…ブッキング委員会のようなものがあればいいよな。ポップカルチャーを理解し、何が流行っていて何がそうではないかを理解している集団だ。
90年代なら、俺は偉大なブッカーになれたと思うよ。今は良いブッカーにはなれない。プロレスの知識は増したけど、ポップカルチャーの知識は…もう58歳だからな。最新の情報を得ることはできないんだよ。
若者の「今」とベテランの「知識」を組み合わせる…。理想的な形に思えますが、協議で物事を進めていくのは大変です。初期のAEWは「船頭多くして船山に登る」状態でした。
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