2004年に行われたWWE・No Way OutでWWE王座を賭けて行われたエディ・ゲレロとブロック・レスナーのシングルマッチ。
ファンからの評判も非常に高いこの試合に勝利したのはエディでしたが、試合中にレスナーから何度も厳しい攻撃を受けたことに腹を立てたエディが試合後に怒り出し、バックステージで喧嘩に発展しそうになったといいます。
チャボ・ゲレロは、ボビー・フィッシュのPodcast番組にゲスト出演した際にこの時のことを振り返り、その時の緊張感や、大柄な相手と対戦する時のエディのスタンスなどを語りました。
ブロックは本当に強い男で、彼がどれほど強いのかをみんなよく理解していないんだよ。試合の後、ブロックから何度も容赦ない攻撃を受けたことにエディが腹を立てた。ブロックは自分がやるべきことをしていただけなんだけど、あいつはマジで強いからさ。エディは「ブロック!こっちに来い!」と言って、2人でドレッシングルームに入った。
俺は、「ドアを開けて、エディがブロックと喧嘩するのを手伝わなきゃいけないのかな」と思ったものだよ。でも、彼らは部屋から出てきた。事態は収束したらしい。で、ブロックが俺を見て、「俺がリングでエディをボコボコにするつもりだったのは分かってただろ?」と言ったんだよ。よく覚えてる。
エディは常にブラック・タイガー(新日本プロレス参戦時のギミック。ジュニアヘビー級戦線で獣神サンダー・ライガーらと激しく争った)のマインドを常に持っていたんだ。デカくて強いやつと戦う時は、「ブラック・タイガー・モードにならないとな」と言ってたよ。俺も「さあ、行くぞ!」と彼を煽った。そして、彼はリングに上がるんだ。もうブラック・タイガーとしてやっていなくても、そのマインドは忘れなかった。感情を表に出さず、集中してたよ。