最近のAEWでは、オレンジ・キャシディによるインターナショナル王座(旧オールアトランティック王座)の防衛戦が頻繁に行われています。
2022年10月に初代チャンピオンのPACからタイトルを奪取したキャシディは、ほぼ毎週のようにテレビ番組で防衛戦に出場しています。Dynamite最新回でのスワーブ・ストリックランド戦で24回目の防衛に成功。もうヘトヘトです。
Wrestling Incによるインタビューの中で、彼はインターナショナル王座の長期保持や、タイトルの存在意義について次のように語りました。
(頻繁に行われる防衛戦について)毎週のように防衛戦をやるなんて、まったく思ってなかったよ。10月にタイトルを獲得した時は、PACに勝つことだけを考えていたしね。彼を倒してタイトルを手にしたわけだけど、その時は存在意義を理解していなかったんだ。何のためのタイトルなのか、わからなかった…。アイデンティティがなかったんだよね。でも、どう考えても世界最高のレスラーの1人であるPACの、彼の血を引くタイトルだった。
(タイトルの存在意義について)俺は俺のやることをやる。やりたいことをね。まあ、俺がインディシーンでやっていた時、IWTV Independent Wrestling王座っていうタイトルを持ってたんだけど、「チャンスがほしいなら、与えてやるよ」という哲学を持っていた。俺は、普段はテレビ番組では見れないようなレスラーをテレビに出すツールとして、このタイトルを使いたいと思うようになったんだろうな。
たぶん、本当に本当に一生懸命働いている人こそ、インターナショナル王座へ挑戦するにふさわしい。そして、このタイトルをトップ以外のレスラーも狙えるベルトにすることで、様々なスタイル、様々なプロレス、AEWにいる様々なレスラーたちを見せることに使うことにしたんだ。残念なのは、このベルトを取り戻すためには、全員の顔を殴らなきゃいけないことだね。これは偶然の思いつきだよ。そうしようと思っていたわけじゃなくて、そうなっただけだ。