新団体AEWの創立によって去就が注目されたインディ界の大物レスラー、ジョーイ・ライアン。結局、WWEにAEWにも行かず、インディ界に残り続ける決断を下したベテランは、2013年にWWEに入団が決まりかけていたそうです。しかし、とある人物の反対によって、入団は実現しなかったといいます。
クリス・ジェリコのPodcast番組”Talk is Jericho”に出演したライアンは、この当時のことを振り返ったトークを展開しました。
WWEとの契約に一番近づいたのは、(2013年7月に)TNA/impactから解雇された時だと思う。予算削減のために解雇されたんだ。
彼らは俺を解雇し、俺はWWEに移籍しかけた。同じ月に、俺はWWEに招待されたんだ。ウィリアム・リーガルとロード・ドッグは俺のことを気に入ってくれてね。リーガルは誰かに電話をさせて、8月にトライアウトがあると言ってくれた。12月にもあるけど、8月の方を受けてくれ、と。
俺と早くサインがしたいんだろうな、と思ってた。でも、テストを受けに行ったら、どういうわけかビル・デモット(当時のNXTヘッドトレーナー)が評価してくれなかったんだよ。彼が俺とのサインを止めたんだ。
かなり落ち込んだよ。プロレスを辞めようかとも思った。[…]ウィリアム・リーガルは気に入ってくれた。ロード・ドッグも。……でも、ビル・デモットはそうじゃなかった。これはヤング・バックスと似た状況だったんだ。彼らがWWEと契約できなかったのはブッカーTに気に入られなかったからだから。
その後、ライアンは後にNXTのレフェリーになるドライク・ヤンガーとPWGでキャンディとレゴを使ったハードコアな試合をしたことでプロレスへの情熱を取り戻したそうです。試合の映像を見ましたが、リング上にキャンディがばら撒かれただけでHoly Shitチャントが出るような盛り上がりでした。
1人でも反対者がいると入団が難しくなるんですね。リーガルが気に入ったレスラーでもダメなんだ……。