プロレスラーとして成功するためには、仕事やキャリアに対する確固たるビジョンも必要です。
プロレス脳の高いレスラーの中には、そのビジョンを自分だけではなくグループや団体など外部にまで広げ、団体の運営に関与するようになる人もいます。
AEWではケニー・オメガとヤング・バックスが副社長を務めているほか、クリストファー・ダニエルズがタレント・リレーション部門の責任者を務め、ジェフ・ジャレットがビジネス開拓部門で働いています。また、最近はブライアン・ダニエルソンやFTRのダックス・ハーウッドがクリエイティブ面で影響力を持つようになりました。
プロレス界には、団体運営への関与にとどまらず、自らが団体を設立し、プロモーターとなって興行を開催していく道を選ぶ人もいます。
父ジェリーと共にTNA(現インパクト・レスリング)ジェフ・ジャレットは、自身のPodcast番組の中で、「プロモーターとして成功できるビジョンを持っているレスラーはいるか」という質問に答え、MJFとサンジェイ・ダットの名前を挙げました。
必要なのは経験だと思う。俺はこの業界で35年やってきたが、いろんな経験を積んできた。恵まれていたよ。テリトリー制の終わりも見たし、ジェリー・ローラーとかビル・ダンディーとか、いろんな人と知り合うことができた。
プロモーターに必要なのは、ある種のビジョンだけじゃない。何よりも情熱が求められる仕事なんだ。本当にやりたい人なんているだろうか?多分、頭のネジの1本や2本は緩んでいるだろう。でも、真剣に物事を考え、それをやりたいと思う人…。思いついたのは、MJFだ。
これをやりたいと思いながら、食事をとり、呼吸をし、寝る。コンテンツを作るためのビジョンを持つわけだな。サンジェイは総合的なスキルを持っていると思う。実際にリングにも上がっているし。これがすべてだとは言わないが、テレビ番組への理解、リングワークへの理解、プロデュースへの理解がある。ビジネス面については、飛び込んで指導を受けなければならないな。
スキル面ではサンジェイ・ダット、ポテンシャルでMJFを選んだ、という感じでしょうか。MJFの団体、見てみたいですね。