若手レスラーたちと一緒に仕事することを好むベテランレスラーたちは、どういう思いで若手のキャリアへの関与に向き合っているのでしょうか?
味方同士として共闘する、敵対してリング上で対戦する…。若手とベテランの関わり方は様々です。AEWでは、クリス・ジェリコが自らのユニットに将来性豊かな若手を呼び寄せて経験を積ませる光景が団体設立当初からよく見られています。
30年以上のキャリアを持つマット・ハーディーは、Private Partyのアイザイア・キャシディやHOOKと共に戦うことで彼らの成長をサポートしてきました。その背景には、彼なりの「ベテランレスラーがプロレス界に貢献する方法」という価値観がありました。Sports Illstratedによるインタビューの中で、彼は「恩返し」というテーマについて、次のように語りました。
俺は恩返しするのが大好きなんだ。俺たちが若手だった頃、年上のレスラーたちにとって、これは大きな問題だった。俺とジェフは、そういう人たちみたいには絶対にならないと約束したんだよ。若手に対して、俺たちの経験や知名度を貸し与えるのは、ベテランとしての責任の一部だ。
みんなが恩返しをしなければ、このビジネスは枯れてしまう。ベテランレスラーたちも誰かに育ててもらったからこそ今があるんだよ。そして、彼らにも若手を育てる時が来る。この30年間で、プロレスというビジネスは間違いなくより無私無欲な世界になったと思うな。
The Gunnsの2人(オースチン&コルテン・ガン)が子供の頃のことを覚えているよ。今、俺たちは一緒にプロレスをしている。なんてクレイジーなことだろう。時の流れは誰にも止められないんだよな。年を取れば物事は変わる。それを最大限に利用しないとね。
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