プロレス界で展開されるストーリーは、1年以上に及ぶ長期的なものも珍しくありません。
WWEやAEWのような大手団体のスターたちは、ファンに対して長期的なストーリーを語ることが大きな仕事の一つ。当初の計画は「短期間の、ちょっとした抗争」だったとしても、それが予想外に人気を博したことで長期ストーリーへと発展していくこともあります。
レジェンドレスラーのクリス・ジェリコは、最新のインタビューで「いかに長期ストーリーが好きか」を語り、一部のファンが「ストーリーが長すぎる」と頻繁に不満を漏らすことを嘆きました。語りたいだけ語らせてくれ!我慢してくれ!という、切実な思いでもあります。
俺は長期的なストーリーが好きなんだ。俺のお気に入りはいつも何ヶ月も続くようなもので、それにはクリエイティビティが必要になる。毎週番組に出る必要はないし、当事者の両方が毎週番組に出る必要もないんだ。ストーリーを引き延ばす方法は常に存在する。
俺は短く終わらせるよりも、長く続けたいタイプなんだよ。それに、プロレスファン、特に現代の「今すぐ答えを知りたい、今すぐ結末を教えろ!」って連中は、いやぁもう本当に最高だね!
彼はプロレスのストーリー展開を映画に例え、ストーリーが完結した後にのみ評価を下すべきだと訴えています。
もし俺が『プライベート・ライアン』を観ているとする。あれは3時間もある長い映画だ。観客はしっかり集中して観るべきだし、その3時間が終わった時に、好きか嫌いかを判断すればいいんだよ。開始1時間半の時点で「なんだこの映画、まだライアンを見つけてもいないじゃないか。クソ映画だな! 馬鹿げてる! 長すぎる!」なんて言うか? 俺は毎日プロレスファンからそういう言葉を聞かされているんだ。
俺が言いたいのは、「黙りやがれ、完結するまで俺のストーリーを語らせろ」ってことだ。もし1年かかったとしても、そこは諦めてもらうしかないね! この番組は50年も続いているんだから、1週間や2、3週間で終わらせる必要なんてないんだよ。
結末に至るまでの展開でも高評価を得なければならないのはもちろんですが、最後まで待ってほしい…という気持ちは分かります。毎週番組でストーリーを語るのは大変な仕事ですね。
(Wrestling Observer)
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