ジェリコ感謝協会のメンバーとしてクリス・ジェリコと共に活動しているダニエル・ガルシア。プロレス界トップクラスのプロスペクトである彼は、偉大なレジェンドであるジェリコから何を学んでいるのでしょうか。
2019年のAEW設立以来、ジェリコは常に新たなスター候補のレスラーたち格上げを意識した活動に勤しんできました。MJFやオレンジ・キャシディ、サミー・ゲバラといった、今やAEWに欠かせない存在となったレスラーたちは、ジェリコとの抗争や仕事を通して知名度や注目度を上げていったのです。
現在、ジェリコはユニット「ジェリコ感謝協会」のリーダーとして活動し、若手レスラーのダニエル・ガルシアと共闘しています。高度なテクニックを持つガルシアは、ジェリコのもとでエンターテインメントの何たるかを学び、エンターテイナーとしての才能を徐々に開花させつつあります。
Podcast番組Busted Open Radioに出演したガルシアは、ジェリコと共に活動する中でどのような学びがあるのか、というテーマについて、次のようにコメントしました。
ジェリコと一緒にいて一番大きなことは……彼は「何をすべきか」を教えないし、正しい方向に俺を導こうともしない。なにかに挑戦する自信を与えてくれるんだ。
ジェリコは、他のレスラーが決してやろうとは思わないことをやってみせる。一夜にしてザ・ロックとスティーブ・オースチンを倒すという偉業を成し遂げ、20年以上もプロレス界のトップに君臨してきたあのクリス・ジェリコが、ふざけているようにしか見えないことや、威圧的に見えたりすることをやっているんだ。プロレスラーになってから間もない俺が、何かへの挑戦を躊躇していられるか?
なぜ俺は顔からリングへ落ちることを怖がるんだ?失敗を恐れるんだよ?ジェリコはこれまでにもいろんなことに挑戦し、乗り越えてきた。やりたいことに挑戦するのが、なぜこんなに怖いんだろう?失敗を恐れてはいけないんだ。挑戦することを恐れるな。それが、ジェリコが俺に与えてくれた一番大きなこと。自身を持つ、ということだよ。