ベテランレスラーのマット・ハーディーは、所属するAEWの擁護者としてあらゆる批判の声に反論しています。プロレスのスタイルなどが批判の対象になることもあるヤング・バックスやケニー・オメガに対しても、常に見方として励まし続けてきました。
先日、ケニー、バックス、そしてハングマン・ペイジがAEWとの再契約に合意しました。AEWの「E」であるThe Eliteの残留は、もちろんマットにとっても嬉しいニュースです。
自身のPodcast番組の中で、彼はEliteの残留について次のように語りました。
嬉しいね。The Eliteはいろんな意味でAEWの「心のよりどころ」なんだ。All Elite Wrestlingの「Elite」は彼らの引用だし、団体にとって大きな存在だよ。彼らはコーディ・ローデスと共にビジョンを持ち、トニー・カーンと組むことでそれを現実のものにした。それがAEWだ。
才能があり、クリエイティブで、規制観念にとらわれず、誰もやらないことをやる。自分で自分の道を切り開いてきたんだ。自分たちのやり方でスターになった。枠にとらわれない考え方をする人たちが団体にいることは、とても重要なんだ。
バックステージという立ち位置から考えると、彼らはクリエイティブ面で異なることに挑戦してきた。その最も素晴らしい例の1つが、彼らのYoutube番組「Being The Elite」だと思う。彼らはあの番組で「ニュアンス」を加え、テレビ番組で起きているアングルに詳細な情報を加えているんだ。AEWの番組にとって大きな付加価値になっているよ。ブランディングにも大きく貢献していると思う。
彼らがストーリーを語る方法は、従来のプロレスとは違うんじゃないかと思う。彼らのやり方は大好きだよ。それと、彼らの副社長としての仕事について言えば、他のレスラーたちと話をする時の彼らは、ボスという立場じゃなくて、台頭な立場で話しかけているような感じだね。いいことだよ。とても現実的な立場で話してくれるし、見下すわけでもない。つまり、共に働き、より良い結果を得るために協力しようという姿勢を示してるんだよ。
WWEも彼らの獲得に大きな関心を持っていただろう。大スターであることに加え、彼らがAEWを立ち上げ、団体の副社長になってから、存在価値はさらに高まった。ケニー・オメガ、ニック・ジャクソン、マット・ジャクソン、そしてハングマン・ペイジの全員が非常に価値のある商品だ。もしWWEがどうにかして彼らを獲得していたら、AEWの「心のよりどころ」が失われてしまうのと同じことだ。AEWは真のアイデンティティを失い、大きなダメージを受けていたと思うよ。