All Inのバックステージでジャック・ペリーと喧嘩して解雇されたCMパンク。この時、彼は様々な理由でフラストレーションを溜めていました。
その要因の1つとなったのは、All In開催直前に行われる可能性のあったThe Elite(ケニー・オメガ、ヤング・バックス、ハングマン・ペイジ)との「問題解決ミーティング」。
バックステージでのトラブルや大喧嘩によって関係が冷え切っていた両者の問題を解決するべく、トニー・カーン社長も交えたミーティングを開催するという抗争がAEW内部にあったとされています。しかし、これはThe Elite側が拒絶したために実現しなかった、と報じられました。
レスリング・オブザーバーは、このミーティングやパンク & バックスの関係について最新情報を報じています。
ヤング・バックスへの「配慮」
もともと、Eliteとパンクがバックステージで大喧嘩した原因は、副社長であるケニーやバックスが、パンクに関するDirt Sheetなどによる報道から彼を守らなかったことについて、パンクがストレスを貯めていたことでした。実際の喧嘩で、パンクはケニーに対して「君とは何の問題もない」と伝えたとされています。
今回のミーティングについては、スタッフからバックスへ打診することすらなかったとされています。それは、「彼らはアイデアを拒否するだろう」という考えがあったから。ある種の「配慮」ですね。
しかし、バックスと非常に近い関係者によれば、2人は「6月にCollisionで復帰したパンクが6ヶ月間何の問題も起こさずに過ごせば、彼と喜んで仕事をする意思がある」と語っていたそうです。実際には、パンクはライアン・ネメスやクリストファー・ダニエルズ、そしてペリーとの間に問題を起こしてしまいました。
Being The Eliteと「法的通知書」
両者によるミーティングを開催するという試みが行われる中、団体はThe Eliteへ「法的通知書が届いている」ことを知らせました。これは、彼らのYoutube番組Being The Eliteのワンシーンに対する「違反」を主張する内容です。
Eliteとパンクが大喧嘩を起こした後、彼らはこの出来事について公に語らないことで合意していました。しかし、「Being The Eliteのワンシーンがこれに違反している」という通知が彼らのもとに届いたのです。
通知書の中で指摘されているのは、マット・ジャクソンがスポンサー契約を台無しにする…というスキット。これは数年前に始まったストーリーラインで、最近の番組内では、「ファミレスチェーン店のChili’sかWendy’sのどちらかから得られるはずだったスポンサー契約をマットが台無しにした」というスキットが演じられています。
パンクの名前が言及されているわけではありませんが、マットが契約を台無しにし、謝罪を求められるというストーリーがパンクを暗示している…と見なされたのかもしれません。