AEWが8月に開催したイギリス大会All In。
8万枚のチケットが売れ、世界中からファンが会場のウェンブリー・スタジアムに詰めかけた歴史的なショーとなったこの大会で、重鎮クリス・ジェリコはウィル・オスプレイとのシングルマッチに挑みました。
彼は自身がフロントマンを勤めるFozzyの楽曲で、AEWでは入場曲としても使用している『Judas』の生パフォーマンスを実現させました。バンドメンバーの生演奏、そして彼の生歌唱はファンを大いに湧かせ、ファンは大合唱でジェリコの心意気に応えました。
Podcast番組Busted Open Radioに出演した彼は、8万人(実際の入場者数は7万人)のファンの前で演奏した気分について質問され、次のように語りました。
その質問に答える前に行っておきたい。FozzyはDownload Festivalで4万人、アイアン・メイデンのライブに参加して3万人の前に立ち、スタジアムショーをしたことがあるんだ。
今回の経験は、これらとは違った。バンドのパフォーマンスとレスラーとしての試合を両方やらなきゃいけなかったからね。あのウェンブリー・スタジアムで演奏できるなんて最高だよ。ご存知の通り、ウェンブリーはLive Aidの会場になり、Queenが史上最高のライブをした会場なんだ。
でも、本当に感謝しているのは、ステージの上からパフォーマンスを始め、俺がフレディ・マーキュリーのオマージュをするというスタートから、自分の能力を超えるようなことをやらせてもらったことだよ。
Judasのイントロが始まり、俺は階段を駆け下り、サウンドボードがある通路を通り抜けなければならない。45秒以内にだ。
はしごがあった。マイクを手にしながら、頭の中でタイミングを数えながらリングへ向かう。ひさしを乗り越え、3メートルのはしごを降り、地面に降りなきゃいけない。しかも、「You Are Beautiful On The Inside…」というJudasの歌い出しをちょうどよく歌えるタイミングで着地しなきゃいけなかった。
素晴らしい経験ができたよ。でも、45秒でステージから地面へ降り、歌い…これは素晴らしかった。で、その後でウィル・オスプレイと15分とか17分の試合をしなきゃいけなかったわけだ。
めちゃくちゃクールだろ?ウェンブリーでライブをして、「俺はウェンブリーでライブしたぞ」と言えるようになった。それ以上の何がある?そんなチャンスあるか?俺がやったことは過去に例を見ないと思うし、本当にクールな瞬間だったね。
(WrestlingNews.co)
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