アメリカのプロレス界では、業界内部の情報が報じられたり、レスラーたちがショーの裏側を語ることが珍しくありません。
プロレスの深いところまで知ることができる一方で、なんでも情報が流れてしまうことを問題視する意見もあります。
AEWと4年契約を結んだエディ・キングストンは、現代プロレス界のこうした状況に不満を持っています。最新のインタビューで、彼は次のように語りました。
ビジネスは後退していると思う。ファンのみんなは既になんでも知ってるんだ。マジックも知ってる、ブッカーの存在も知ってる。何年も前から知れ渡っていることだよ。俺がプロレスのファンになった頃はそんなことを知らなかったから、すごく興奮しながらプロレスを見ていた。
ECWがWCWについて悪口を言っていたこと、WCWがWWFについて悪口を言っていたことを覚えているよ。あんなの見たことなかった。俺が育った80年代と90年代初頭にには、大手団体はそんなことはしていなかったよ。今はすべてが明らかになっている。
俺は、人々がもうそれにうんざりしていると思う。裏方のことでTwitterで愚痴をこぼしているのを聞きたくないと思ってるんじゃないか?俺がその夜、リングで相手とどれだけ楽しかったかも知りたくないだろう。彼らが見たいのは、俺たちがまだお互いを好きではないということだと思う。
みんなは夢中になりたいんだ。例えば、マーベル映画の質は下がってるとか言われることもあるけど、何十億ドルもの興行収入を叩き出してるだろ?
想像してみてくれ。もしキャプテン・アメリカが映画の途中で「実は、あの人をぶっ飛ばしてないんだよ。後で一緒に出かけるんだ。彼はスタントマンで、尊敬している」と言ったら?それから「さあ、アクションに戻りましょう」と言ったら?すべてが台無しになるよね。
俺は、みんながケーフェイの時代に戻りたいと思っていると信じている。わかるか?
(WrestlingNews.co)