2023年4月からクリエイティブに復帰し、クリエイティブ責任者のHHHらと共にリモートで番組制作に関与していたビンス・マクマホン。
現在78歳の彼は、WWEとUFCが合併して生まれた新会社TKOのチェアマンとして働いており、これからも忙しい日々が続きます。
しかし、最近、彼がクリエイティブから離れていることが報じられました。番組制作が彼の手から完全に離れるのは、2022年7月に「一時的に」引退してから2023年3月までの間、HHHが主導権を握っていた時期以来となります。
Sports Illstratedによれば、この背景には2つの要因があるそうです。
1つは、WWEを買収したエンデバー社のCEOアリ・エマニュエルの意向。彼は、「自分に割り当てられた仕事に集中するべきだ」という考えを持っているそうで、ビンスはチェアマンとして放送権交渉などのマネジメントに専念し、HHHがクリエイティブに専念しているのだとか。
このことは、もはやビンスがWWEの絶対的権力者ではなくなったことを如実に示しています。あれもこれも担当する…という働き方は、TKO体制ではできなくなってしまいました。
ビンスは、経済的に彼を保護する内容の契約をTKOと交わしています。しかし、そこには彼が団体を好きなように運営できるとは書かれておらず、現在、あらゆる最終決定権を持っているのはアリ・エマニュエルなのだそうです。
(Wrestling Inc)
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