2023年初頭、WWEが新日本プロレスのタマ・トンガやヒクレオの獲得に興味がある、という報道がありました。
この時期、WWEはジェイ・ホワイトやニック・オールディスの獲得にも興味があったとされていますが、2023年4月にUFCの親会社エンデバーがWWEを買収する直前だったこともあり、WWEが事実所の雇用凍結状態になってしまったことでどれも実現しませんでした。ジェイはAEWへ、オールディスは雇用凍結が終了した8月にWWEと契約。タマとヒクレオは新日本へ残りました。
最新のインタビューで、タマはWWEと交渉していたことを認め、新日本へ残る決断をした背景を語りました。
ああ、確かにWWEと交渉していたよ。俺自身と、兄弟に興味があったらしい。新日本に対する敬意から、俺はまず新日本がどうするかを確認することにしている。新日本にチャンスを与えるため数カ月間彼らとの契約なしで仕事をしていた時期もあったんだ。
この業界では、契約についての話だったり、今みたいな話し方をすることでごちゃごちゃになることがある。父(キング・ハク)が教えてくれたように、俺はビジネスをする方法だったり、俺を成功に導いてくれた人たちへの忠誠心とリスペクトを大事にしている。その中で、最も重要なのは新日本プロレスなんだ。
WWEとの交渉があったのは確かだ。雇用凍結については知らない。最終的には新日本プロレスへの残留を選び、そして今ここにいるわけだ。
また、彼は新日本への忠誠心が大きな形で報われていることについても語っています。
残ってよかったよ。何故なら、今日何が起こるかすらわからない世界だからね。プロレスも、環境も、コミュニティも、すべてが変わっていて、何がなんだかわからない。
俺は、教わったことをすべて実践し、そこから前進する。それだけなんだ。常に良いビジネスができるように、自分の直感に従うことを教わった。それを実践しているだけだよ。
(Fightful)