27歳にしてAEWのトップレスラーとして活躍中のMJF。
マイクパフォーマンスは以前から天下一品でしたが、AEW世界王座のチャンピオンになってからは試合ぶりも素晴らしく、ブライアン・ダニエルソンやケニー・オメガを相手に素晴らしい名勝負を演じています。
これまではトップヒールとして活躍してきた彼ですが、2023年はアダム・コールとの友情物語を通してベビーフェイスとしての絶大な人気を獲得することになり、2人のグッズは非常によく売れています。
このことは、「ヒールであること」だけを目標にしてきた彼を動揺させたといいます。最新のインタビューで、彼は「ファンから好かれることは苦手だ」という彼ならではの心境を語りました。
(コールとの友情物語について)ただただ、自分自身でいることだ。このスポーツで最も非難されることの一つは、プロレスが時代遅れで単純なものだ、ということ。
みんな喜んで「ベビーフェイス」と「ヒール」という言葉を使うけど、その歴史を考えてほしい。なぜ私たちは善人を応援するのか?なぜ私たちは悪人をブーイングするのか?この慣習は徐々に変化してきた。
俺にとって、これはかなり共感できることであり、とても現実的なことだ。人が変わるのはとても難しい。だから俺は、今のレベルでファンと繋がっているんだ。
(ベビーフェイスとしての人気を得ていることについて)まったく自信がなかったんだよ。長い間、俺がステージに出ていく時の唯一の目標は、みんなに深く嫌われることだった。俺は決してみんなに好かれたいと思ったことはない。
好かれることは難しいよ。なぜなら、それは「拒絶される」という可能性を生み出すことだからね。ファンが俺の名前を叫び始めたとき、本当に動揺した。AEW世界王座を獲得したときでさえ、MJFへの支持の波があったよね。あの頃、自分に言い聞かせたことを覚えているよ。「No」と。怖かったからだ。
今も好かれることへの恐怖を感じているけど、以前よりはかなり怖さが軽くなったよ。
(Fightful)