2019年に旗揚げしたAEWの初期メンバーで、団体を牽引し続けてきたジョン・モクスリー。
AEWのみならず、新日本プロレスやGCWなど他団体にも積極的に参戦している彼の存在は非常に大きなもので、AEW最大のスターの1人であることはまちがいありません。
そんな彼について、仲間たちはどう考えているのでしょうか。AEWインターナショナル王座をめぐって彼と抗争を繰り広げたオレンジ・キャシディと、若手として彼の背中を追いかけるダニエル・ガルシアが、インタビューで彼についてそれぞれ語っています。
キャシディ:ジョン・モクスリーと試合をするのは面白くない。巨大なモンスターに毎回痛めつけられてしまうからね。
だから、試合後の感覚を楽しみにすることはないんだけど、彼との試合で自分自身に多くを証明する必要があるんだ。なぜなら、ジョン・モクスリーとの初めての試合に負けてしまったんだけど、かなり長い間、自分の中で納得がいかなかったから。
だから今、自分の……なんだろうな、変な感覚なんだけど。たとえ自分がチャンピオンに君臨しているといても、何かが欠けているような感覚があるんだよね。ジョン・モクスリーに勝たない限り、完全なチャンピオンだと誇れないような気がするんだ。
ガルシア:よく言うんだけど、モクスリーは世界一のレスラーだと思う。彼の試合はいつだって深い感情を呼び起こしてくれる。彼は、他の誰よりも俺の感情を引き出してくれる。彼の試合を見るのが大好きだ。
彼のパフォーマンスは万人から受け入れられるものではないと思う。彼のスタイルにはオールドスクールな感じがあるから。彼のやり方は、観客が反応するべきリズムを壊す。観客が「さあ、拍手の時間だ、応援の時間だ、This is awesomeとチャントする時間だ」と考えるべき場面で、彼は観客を異なる反応へと導く。それは「さあ、これをする時間だ」というのではなく、「こう反応しなければ!」と感じさせるからだ。
俺はモクスリーのことを本当に尊敬しているよ。彼の試合が大好きだ。
(Fightful)