元WWE女性従業員がビンス・マクマホンを相手に起こした訴訟により、ブロック・レスナーは窮地に立たされています。
訴えの中で、レスナーと思われるUFC参戦経験を持つWWEスーパースターが被害女性に対して性加害を働いていたことが告発されました。ビンス・マクマホンが被害女性に対して「契約の一部は、君とのセックスだ」と伝えたことや、レスナーと思われる人物に対して性的な動画を送るよう支持されたこと、密会の予定が組まれたものの猛吹雪により中止になったことが明かされたのです。
これを受け、レスナーはRoyal Rumbleへの出場が取りやめとなり、WWEのスマホゲームからも排除されました。今後、WWEのゲーム部門では彼の存在が消されていく可能性が高いと見られています。
当分復帰は不可能と報じられていたレスナーですが、PWInsiderによれば、彼はすべてのクリエイティブ・プランから外されたそうです。また、WWE Shopでは、彼に関連したグッズの99%がセール価格で販売されるようになりました。
ここまで来ると、早期復帰は考えられないでしょう。彼は現在46歳。かつて在籍したUFCはWWEと同じTKO Holdings傘下の団体になったため、WWEでの状況を払拭して復帰することは極めて困難だと考えられます。このまま復帰できず、引退する可能性もゼロではないでしょう。
プロレス界最大のスターの1人である彼がこのような状況に追い込まれるのは残念です。法定で真実が明かされていく中で、彼の状況が好転するのか、それともさらに階段を落ちていくのか…。注目です。
ちなみに、今年のレスナーに用意されていたプランは以下の通り。Royal Rumbleでの男子ロイヤル・ランブル・マッチでドミニク・ミステリオによって脱落させられた後、2月のElimination Chamberでドミニクと対戦。そして4月のレッスルマニアではグンターと対戦する予定でした。
(PWInsider, WrestlingNews.co)