ビンス・マクマホンの性的暴行&性的人身売買に関連したニュースばかりです…。
元WWE女性従業員がビンスを相手に起こした訴訟は、彼女が2019年から2022年にかけてビンスからあまりにも酷い性的暴行を受けていたことを告発するものです。彼女は人間の尊厳を奪われ、徹底的に性的搾取を受けました。
先日開催されたRoyal Rumbleの終了後、記者会見に登場したHHHはビンスの訴訟について質問され、「訴訟の内容を読んでいない」とした上で直接的な明言を避けました。その代わり、最近のWWEで大きな話題になったポジティブなニュース…NetflixによるRAWの放送権獲得、Royal Rumbleのチケット完売などポジティブな話題を誇り、「ポジティブなことに集中したい」と発言。一部のファンから「あまりにも酷い回答だ」と批判を浴びることになりました。
現在、連邦政府がビンスの疑惑について調査を行っています。被害女性への性加害が告発されたブロック・レスナーはWWEのクリエイティブから完全に外され、スマホゲームからも排除。「もしかしたら、永遠にWWEへ復帰できないかもしれない」とも噂されています。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、WWE上層部は選手たちに対して「ビンスは帰ってこない」ということ以外に訴訟について何も伝えていないそうです。その代わり、記者会見でのHHHと同様に、Netflixの件やRoyal Rumbleのチケット完売などの話題を伝えられているそうです。
また、ある選手が「あの訴訟の内容を読まないままでいるのは難しい。岩の下に住んでいなければ、そんなことは不可能だ」と語っているそうです。HHHによる「読んでいない」発言には無理があるだろう、という指摘ですね。
コーディ・ローデスやナイア・ジャックスなど、一部の選手たちはビンスの訴訟について公に発言しています。ただ、HHHはWWEのクリエイティブを牽引する存在で、ビンスは義父にあたります。彼もまたマクマホン・ファミリーの一員なのです。訴訟について発言するのは難しい立場なのは間違いありません。そうした立場でどう振る舞うのか…。リーダーとしての能力が試されます。
(Wrestling Observer, WrestlingNews.co)