TNAの親会社Anthemがスコット・ダモール社長を解任したことは非常に大きな話題になっています。
彼が率いた近年のインパクト・レスリングは好調で、2024年1月に団体名をTNAに戻したばかり。部下たちから尊敬されるリーダーとして評価されてきた彼が突然団体を去ることは、あまりにも衝撃的です。
【TNA】親会社Anthemが功労者スコット・ダモール社長を電撃解任。後任はプロレス界未経験
TNA(インパクト・レスリング)の復興に大きく貢献してきたスコット・ダモール社長。 若手時代のオカダ・カズチカの冷遇により冷え切っていた新日本プロレスとの関係を修復して友好関係を築...
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、彼とAnthemの間には金銭面で方針の違いが生じていたそうです。彼は「今こそ金を使う時だ」と判断し、より多くのレスラーたちを起用して勢いを加速しようと考えましたが、Anthemは「予算を増やしたくない」という意向。実際、TNAは追加予算を得られませんでした。
PWInsiderによれば、Anthemには団体を前進させる意向もあったとのこと。歩む道は同じでも、方向性の違いを埋められなかったのかもしれません。
また、数週間前の時点で、ダモールが金融機関の支援を受けてTNAの買収を狙っていた時期もあったそうです。この頃には彼とAnthemの亀裂は決定的なものになり彼は「もうすぐ大きな変化が来る」と予感していたとのこと。Anthemはこれを「有効なオファー」と認識しましたが、受け入れることはありませんでした。
(Wrestling Observer, PWInsider, WrestlingNews.co)
あわせて読みたい
【AEW】トニー・カーン社長がDynamite特別大会「Big Business」開催を発表。AEW史上最も重要な一日になる…?
トニー・カーン社長による「重大発表」の内容が明らかになりました。 今日放送されたDynamiteの中で、彼は現地3月13日にボストンで開催されるDynamiteに「Big Busi...
【TNA】ムースが解任されたスコット・ダモール社長との関係を語る。「彼がいなければ、今の俺は存在しない」
今日、TNAの親会社Anthemは、団体の復興を支えた功労者のスコット・ダモール社長を解任しました。 AnthemはTNAをより強い管理下に置きたいと考えているとされており、団体の...